音楽

音楽をいただく

マクロビオティックのお料理では振動を大切にします。

ベーシックコースで口をすっぱくして、お鍋の中の状態を確認してもらうのは、

お鍋の中で、お野菜がどんな振動を受けているのかよく観察してほしいからです。

火加減が強いと荒々しい振動が入ります。

穏やかな心地よい振動は、お野菜も気持ちよくなってその持ち味を発揮してくれます。

そうやって作られた調和の取れたお料理は、お口に入った後、

私たちの細胞の一つ一つを振動させてくれます。

今日はまさに、細胞のひとつひとつを揺さぶる音楽を聞かせていただきました。

その名は、チェリスト、吉川(きっかわ)よしひろさんです。

はっきりいって、音楽には疎いです。

梅屋さんに行ったときに、アトリエ宿根草さんのハガキを吸い寄せられるように取り、

時間の隙をみて行った所、素敵なオーナーさんに吉川さんのコンサートの話を伺い、

これも直感で、聞かなきゃ、と

チェロがどんなものか、吉川さんがどういう方なのかも知らずに、

バタバタしながら行きました。

それが、すごい方だったのです。

日本で唯一のジャズチェリストでニューヨークを拠点に世界的に活躍されている方でした。

NHKのドキュメンタリー番組で特集されたり、

アメリカ・チェロフェスティバルで日本人として初ゲスト出演されていたり、

ワシントンDC・ケネディーセンターで公演されていたりと。

でも、そんなすごい経歴はどうでもよく、

普段は大きな会場でしか聞けないような音楽を、

十数人という少人数で間近に聴けるということと、

即興で弾いていただけるというのに興味を持って参加しました。

何も音楽のことはわからないのですが、

とにかく

その振動が、

あたたかく、

内側から

どんどん揺さぶられて、

自然に涙が溢れてくる、

そんな音でした。

こんなお料理を目指したい、と思いました。

ご本人は、左耳が生まれながらに聞こえないというハンディをお持ちで、

重度障害者施設やホスピスなどへの訪問演奏をボランティアでされています。

売り上げはすべて寄付!というCDを買いました。

そこに書かれていたメッセージです。

「生かされているということは、

誰しも自分の中にある才能をもっていることです。

たとえ 貧しい家庭に生まれ、

高学歴でもなく 障害を持ってこの世に生を受けたとしても、

可能性は必ず引き出せます。

人間の感性や そこから生まれた芸術は、

いろんな可能性を引き出し、

育て、その人なりの大輪の花を咲かせることが出来ると信じます。

自分以外の他人をよろこばせていていただけること、

それは私自身にとって、

とても最高な生き方です。」

2010_050820100005 これからも、いっぱいいっぱい感動しようcrying

自分の直感と今日の出逢いに感謝しますclover

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